ジーナ式をやっていると、たまに聞こえてくる声。
- 生まれたばかりの赤ちゃんに決められたスケジュールを強制させるなんてかわいそう
- 赤ちゃんの要求を優先してあげるべき
- 赤ちゃんは人間。機械じゃないんだから、ジーナ式なんてうまくいくわけない
などなど・・。
ジーナ式をしている方なら、一度は言われたり耳にしたりしたことがあるのではないでしょうか。
ジーナ式がなかなかうまくいかない時にこのようなことを言われると、
「やっぱりそうなのかな?赤ちゃんにかわいそうな思いをさせてるのかな、、」
と、このままジーナ式を続けるかどうか不安になってしまうこともあると思います。
今回は、こういった声に対する私の個人的な考えを述べてみようかなと思います。
私の意見やジーナ式が絶対に正しいわけではないので、こういった考えもあるんだな、という程度で読んでいただければ幸いです。
ジーナ式の赤ちゃんはかわいそうじゃない!
ジーナ式で娘を育てた今、一番思うのは、
ジーナ式で育った赤ちゃんはかわいそうじゃない!
ということ。
ジーナ式に対しては、赤ちゃんがかわいそう!という意見がとにかく多いんですよね。
本場イギリスでも、軍隊式と揶揄されることがあるようです。
やはり、「スケジュールが決まっている」という部分に違和感を持つ人が多いんだと思います。
これについての私の3つの考えはこちら。
スケジュールが決まっている方が赤ちゃんは安心する
スケジュールが決まっている赤ちゃんは、かわいそうなのではなく、逆にハッピーです。
実は、赤ちゃんや小さい子って、毎日同じスケジュールで過ごすと安心する性質があるってご存知ですか?
毎日同じ流れで生活して、次に何をするかが決められていることを好むんです。
逆に、いつもと違うことが起こると混乱してしまいます。
大人だって、毎朝出勤するたびに隣の席が知らない人に変わっていたら、動揺しますよね?安心して仕事できないですよね?
それと同じで、赤ちゃんも「今これをしたから、いつも通り次は◯◯するんだ」と分かっていると、心が安定します。
ジーナ式は、毎日毎日同じことの繰り返しです。
もちろん、赤ちゃんの個性によって臨機応変に対応したり、多少のアレンジはしますが、基本は授乳→遊ぶ→睡眠のリズムを繰り返します。
つまり、規則性を好む赤ちゃんの性質にぴったり合っているんです。
規則正しい生活を送ることは、赤ちゃんにとって決してかわいそうではなく、むしろ安心して生活できる育児法と言えるのではないでしょうか。
私は逆に、毎日スケジュールがぐちゃぐちゃの方がかわいそうではないのかな?と思います。
ちなみに、赤ちゃんだけでなく、親の方もスケジュールが決まっている方が安心できます。
赤ちゃんの行動が先読みできるので、精神的に楽ですし、お出かけの計画などもしやすいです。
スケジュールが決まっている方が赤ちゃんの要求がわかる
授乳・寝る時間を決めることで、赤ちゃんの要求がわかるようになります。
恥ずかしながら、私はジーナ式を始めるまで、赤ちゃんは眠たいと泣くということすら知りませんでした。
病院からとにかく頻回授乳をするようにと指導されていたこともあり、娘が泣いたらとにかく授乳一択。
娘がなぜ泣いているのかなんて、考えたこともなかったように思います。
一方、ジーナ式は、ちょうどお腹が空く頃に授乳、眠たくなる頃に睡眠というスケジュールになっているので、赤ちゃんがなぜ今泣いているのかがほとんど分かります。
というより、実際は泣かなくなります。
お腹が空きすぎたり疲れすぎたりする前に授乳・睡眠をさせてあげられるので、泣いて要求する必要が無くなるからです。
実際、ジーナ式が軌道に乗ってからは、娘は基本的にいつもご機嫌で、ほとんど泣かなくなりました(もちろんサイレントベビーとは違います。)。
また、スケジュールが決まっていることで、体調不良にも気がつきやすいです。
いつも泣かないのに泣いたり、いつも遊ぶ時間なのに眠たがったりするなど、スケジュールがぐちゃぐちゃだと中々気がつけない些細な変化にもいち早く気づくことができます。
スケジュールが決まっている方が赤ちゃんは健康でいられる
赤ちゃんにスケジュールを強制させるなんてひどい、まだ生まれたばかりなんだから、赤ちゃんの要求を優先させてあげるべき、という意見がありますが、これについても私は逆だと思っています。
生まれたばかりの赤ちゃんは、まだ昼夜の区別もついていませんし、自分で上手に寝ることもできません。
そんな赤ちゃんに何のサポートもせず、ただ泣くのを待つとどうなるかというと、大抵睡眠不足になります。
赤ちゃんは自分で寝るのが下手なので、眠たくても頑張って起きようとします。
それをそのままにしているとどうなるかというと、十分な睡眠時間が取れず、慢性的な睡眠不足につながってしまうんですよね。
私の娘は、ジーナ式を始めてから睡眠時間がほぼ倍になりました(それまでは大人と同じくらいしか寝られていなかった。)。
つまり、赤ちゃんはまだ自分で上手に寝られないので、寝るべき時間に寝られるようにサポートしてあげた方が良いんです。
小さい子の寝かしつけと同じですね。
授乳についても同じで、泣いたらとにかくおっぱいだと、だらだら飲みになってしまいます。
こちらで授乳の間隔を決めて、ちょうどおなかが空く頃に授乳してあげることで、赤ちゃんも一度にたっぷり飲むことができるようになります(もちろん、おなかが空いているのに授乳せずに時間になるまで放っておくということではありません。)。
つまり、赤ちゃんにスケジュールを当てはめるということは、規則正しい生活をいち早く身につけ、健康でいられるようにサポートしてあげるということなんです。
実際私の娘は、ジーナ式を始めてから確実に健康的な生活を送ることができています。
逆に、ジーナ式を知るまでは、赤ちゃんの適切な睡眠時間すら分かっておらず、当時娘を十分に寝かせてあげられていませんでした。
そのことに対しては、今でも申し訳ない気持ちがあります。
ジーナ式で救われる親もいる
賛否両論あるジーナ式ですが、批判している人の大半は、実はジーナ式のことをよく知りません。
「赤ちゃんをスケジュールで管理する」という部分にだけ目をつけて、イメージで批判している場合が多いです。
確かに、赤ちゃんによっては合わない場合もあるかとは思いますが、私のように、ジーナ式によって救われる親もいます。
特に日本では、ジーナ式のような合理的な育児法に馴染みがないので、「赤ちゃんがかわいそう!」と批判されがちですが、実際イギリスでは有名な育児法ですし、世界中で広く支持されています。
私は、ノイローゼになる前にジーナ式に出会えて本当に良かったと思っています。
むしろ、毎日十分な睡眠が取れて、健康的な生活を送らせてあげることができているので、娘がかわいそうだとは全く思っていません。
夜7時から朝7時まで寝る赤ちゃんなんて中々いないですからね!
というわけで、もし、ジーナ式ってかわいそうなのかな?と悩んでいる方がいらっしゃったら、是非自信を持って欲しいなと思います。
以上、どなたかたの励みになれば幸いです。